フォーマットしてもデータは消えない

投稿者: | 2017年5月7日

20-1 フォーマットしてもデータは消えない
20-2 フォーマットの目的
20-3 通常フォーマットに時間がかかる理由
20-4 フォーマットによって上書きされるデータ
20-5 論理フォーマットとは?
20-6 フォーマット後の復旧可能性
20-7 「Darik’s Boot and Nuke」の使い方
20-8 まとめ

大部分の方は、フォーマットすれば全てのデータが削除される
と誤解されています。

20-1 フォーマットしてもデータは消えない

データをフォーマットする時によく
クイックフォーマットなのか?通常フォーマットなのか?
と聞かれます。
通常フォーマットをしたとしても完全にデータは消えません。

しかし、フォーマットは新しいファイルシステムで構成させる意味なので、
ファイル情報が一部上書きされます。
ですので、フォーマット後、全てのデータは元に戻りません。
フォーマット直後であればほとんどのデータは復元可能なのです。

現在ではさっぱり見なくなりましたは、
パソコンが世に出始めた時は5.0インチのフロッピーディスクを
使用していました。
フロッピーディスクは物理フォーマットです。
生の磁気フィルムにデータを書いていきました。
このため、物理的に書き直すので全てのデータが削除されていました。
この影響から「フォーマット」=「データ消去」と思うようになりました。
フロッピーディスクのように物理的にフォーマットするのであれば
データは全て削除されますが、現在行われているのは論理フォーマットです。

20-2 フォーマットの目的

Windowsが行うフォーマットは、論理フォーマットです。
Windowsがフォーマットを行うのは、データを消去するためではなく
ファイルシステムを適用し、
Windowsからファイル操作できるようにすることが目的です。

20-3 通常フォーマットに時間がかかる理由

通常フォーマットはクイックフォーマットと比べると
かなり時間がかかります。
これは完全にデータを削除するために時間がかかると思われていますが、
実際は違います。
なぜ時間がかかるのかと言いますと、
不良セクタを確認するために全領域の読み取りチェックをしているからです。
クイックフォーマットと通常フォーマットの違いは、
このチェックをしているかいないかです。

20-4 フォーマットによって上書きされるデータ

フォーマットによってデータは完全に削除されませんが、
上書きされるデータがあります。
ですので、完全にデータを復元することはできません。

20-5 論理フォーマットとは?

論理フォーマットは、ファイルシステムを初期化する作業です。
ファイルが何もない状態のインデックスを作成、上書きします。
インデックスが壊れてしまっても、ファイルのデータが上書きされていなければ、
各種ファイル復元ソフトを利用してファイルを復元できます。
しかし、ファイルシステムによっては、
インデックスにファイルのデータ自体が含まれているため、
ファイル単位でも復元が不可能になります。

20-6 フォーマット後の復旧可能性

データの上書きがされていなければ、
かなりの部分データは復元できます。
インデックスは、ファイルが存在しない最小限の状態で上書きされているだけです。
記憶装置内の圧倒的大部分は上書きされていません。
このため、多くのファイルは復元可能です。

20-7 「Darik’s Boot and Nuke」の使い方

このソフトは記憶装置の全域にわたってデータを上書きするので、
ファイルの復元すらできなくなります。
もちろん、復元できないというだけで、モノとして使えなくなるわけではありません。

データを見えなくするだけであればフォーマットでもいいんですが、
完全に消去するためには、少なくともデータを上書きする必要があります。

20-8 まとめ

フォーマットによってデータを消し去ることはできず
かなりの部分データがパソコンに存在しています。
このことからファイルの復元可能性はあり、
パーティションの復元は不可能です。
データを消去するには
フォーマットではなく、データを消去するためのツールを
使用しなければなりません。

 

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